『赤ちゃんはよく眠る』
そう言われたのに、実際生まれた赤ちゃんは全然寝てくれない?
寝てくれたと思ったのにすぐに起きちゃう!?
寝かしつけに苦労して寝不足になり疲弊しているママパパは多いと思います。少しでも寝かしつけが楽になって欲しいし、早く寝かしつけせずに眠れるようになってくれたら・・・と思いますよね。
また赤ちゃんの寝かしつけは抱っこしなきゃ、抱っこでしか寝てくれないと思うママパパもいるのではないでしょうか?
でも抱っこじゃなくても寝てくれたら・・・?
抱っこをしなくても寝かしつけはできます!
今回は我が家で実践した抱っこしない寝かしつけをご紹介します。
抱っこしない寝かしつけが知りたい方、赤ちゃんにセルフ寝んねして欲しい方注目です!
ただし、このやり方は必ず誰にでも効果的とは言い切れません。
でも赤ちゃんが寝てくれた後の時間をゆっくり過ごしたいママパパは、試してみて損はないかなと思います。
抱っこしない寝かしつけをする前に確認しておくルール
赤ちゃんは抱っこしているとすやすやよく眠っている事が多いですよね。
たくさん泣いていても泣き止んで温もりを感じながら安心して眠ってくれているのかなぁと、こちらもほっこりした気持ちになりますよね。
安心感を感じて欲しいし、それが一番早く眠る方法ならそれが一番!
と思いつつも、だんだん重くなる我が子をずっと抱っこし続けるのは結構大変ですよね。
いずれは一人で眠れるようになって欲しいし、抱っこ以外でも寝てくれるならそれが良いなぁと思った我が夫婦は、ルールを決めて抱っこしない寝かしつけを行いました。
ルール1:目の届くところ、声の届くところでする
見守りは必ず赤ちゃんの姿が見えるところ、赤ちゃんにもこちらの声が聞こえる距離感で行いました。
ルール2:無理をしない、させない
基本的には抱っこしないことを決めていましたが、赤ちゃんの様子を見ながらあまりに泣くようなら体に異変は無いかチェックしたり、逆に私たちが泣き声に敏感になるような日は無理に「抱っこしない寝かしつけ」を続ける事はしませんでした。
ルール3:夫婦の意思確認
赤ちゃんの泣き声に敏感になっている日や、とても疲れてしまっている日は赤ちゃんを近くで見守る時間配分を話し合って決まました。
また「やっぱりダメだ」と思った時にはすぐにやめ、従来の抱っこだったり赤ちゃんが一番よく眠れる選択肢に戻そうという意思確認は常にしていました。
抱っこせずに眠れるようになるためにした事・しなかった事
我が家でのやり方はどちらかに振り切ることはせず、抱っこするタイミングと下ろすタイミングに一番焦点を当てて行いました。
なので絶対に何が何でも抱っこしないわけではありません。
「抱っこじゃないと寝ない」先入観を捨てる
まずは先入観を捨てる事です。
「赤ちゃんの寝かしつけはこう!」「うちの子は抱っこじゃないと寝ない!」という考えを捨てる事が第一歩なのですが、意外と難しかったです。
寝付く前にベッドに下ろす
夜寝る時、夜中に起きて再入眠する時、お昼寝の時など、眠くて泣いていたり、機嫌が悪い時は最初は抱っこします。
声掛けしたり、ゆらゆらトントンして落ち着くのを待ちます。落ち着いたら寝付く前にベッドに下ろします。
ポイントはここ!
寝付いてしまってからだと、特に低月齢の場合に下ろされた時の振動でモロー反射で起きてしまう事が多いです。いわゆる背中スイッチですね。
でも落ち着いた段階で目を合わせながらゆっくり足→お尻→背中と順につけていき、頭を支えている手はすぐに外さず、トントンしながらさらに落ち着くのを待ってから外すと成功率は高くなります。
また「ここに来たら安心して眠れる場所」というのを覚えてもらうために、入眠の場所を統一してベッドにしました。
お腹の中に近い体勢を作る
生後2か月くらいまでの赤ちゃん期に有効だったのが、ベッドに寝た時にもおしりが丸くなるシルエットを作る事。
おくるみでくるんだり、ベッドにバスタオルで少し高くしておしりが丸くなるようにしました。
長女がNICUに入院していた時に教えてもらったやり方ですが、体が大きくなったり動きが活発になると効果は薄れます。
おくるみで包む場合は、股関節の開きなどに注意し脱臼しないようにします。
最近話題の【スワドルミー】というおくるみはギュッと包めるのに、足元はゆったりしているので脱臼の心配はなさそうですね。
泣いてもすぐに抱っこしない
夜中に起きてしまった時は特に、寝ぼけ泣きをしている事も多いようです。大人で言う寝言ですね。
なので寝ていて「ふぇ、ふぇ…」のように泣いたときはすぐには抱き上げず、お腹をさすったりトントンしたりで様子を見る事も有効です。
「うわーん」と大きく泣いた時は逆に、起こして覚醒させてあげると落ち着きやすいです。
そのまま少し抱っこをしたり声をかけてからまたベッドに寝かせトントン…。
その方が再入眠までの時間が短かったです。
ベビーベッドの高さを合わせる
ベビーベッドの赤ちゃんの高さと、大人のベッドの高さを合わせ、寝た状態でお互いの姿が確認できるようにします。
赤ちゃんが夜目が覚めた時に、ママやパパの姿が確認できると不安感が薄れ泣かずに再入眠出来たりします。
またママパパからしても、赤ちゃんの気配や動きが分かりやすいので対応しやすいです。
ちょっと目が覚めたくらいの時にはすかさずトントンで再入眠させることが出来ます。
【番外編】ある程度うるさい音に慣れさせておく
これは完全に我が家のやり方ですが、2人目以降には特に有効だったので1人目にも有効ではないかな?と思います。
日中は特に赤ちゃんが寝ていても普通に家事を行い、ある程度の生活音には慣れてもらうと、けっこうどんな状況でも寝てくれます。
2人目以降だと、当たり前ですが上の子がいて、特に年が近ければ「静かに!!」は一瞬しか通じません。
上の子のお世話をしながらの赤ちゃん育児になるので、生活音も立てないわけにもいきません。これはもう仕方ない。
なので今までの生活スタイルは大きく変えずにその中に赤ちゃんに入ってきてもらうようにすると、赤ちゃんにとってそれが当たり前になり、わりといつでもどこでも眠れるようになります。
抱っこしない寝かしつけはセルフ寝んねの第一歩
赤ちゃんを抱っこしない寝かしつけと聞くと、泣いていても放っておくと思っている人が多いと思いますが、正直それでは赤ちゃんが泣いている声を長時間聞くことになり親にとって苦痛になってきます。
また近隣への迷惑になるんじゃないかと思ったり、虐待を疑われたらどうしようと心配にもなりますよね。
でも本当の赤ちゃんが1人で眠れるようになるセルフ寝んねにとって、本当に必要なのは「突き放し」ではなく、赤ちゃんが「安心感を抱く」という事ではないかと思います。
そのためにママパパ自身がリラックスして行うことが出来て、大切なのは抱っこのタイミング、下ろすタイミング。
抱っこしなくてもそばにいれば眠れる。セルフ寝んねの第一歩はここから始まります。
それではまた☆