【地獄の体験談】侮るなかれ!私の乳腺炎は、こんな症状と経過でした

乳腺炎。

産後ママなら一度は耳にしたことがあると思います。

主に母乳育児中のママさんがなることが多いと思いますが、一体どんなものなのか?

どんな症状、どんな経過を辿るのか?

今回は私がなってしまった乳腺炎の、症状と経過の地獄の1週間のお話です。

必ずしも全員が同じ経過を辿るわけではありません。あくまでも一例としてお読みいただければと思います。

目次

私が体験した乳腺炎はこんな症状でした

第一子と第三子の時に1回ずつなってしまった乳腺炎。

「胸にしこりができる」「熱が出る」など聞いたことがある人もいるかもしれません。

その他には一体どんな症状が出て、どんな経過を辿るのでしょうか?

私が体験したものをご紹介します。

症状

軽度な症状から重度な症状まで一通り経験しました。

1番から軽度→重度になっていきます。

1,しこりができる、母乳の出が悪くなる
2,違和感と痛み
3,悪寒、節々の痛み
4,38度を超える高熱
5,患部の赤み
6,母乳の色が濃くなる
7,膿が溜まる

ちゃちゃ

7番には至りませんでしたが、膿が出るようになってしまうと、患部を切開し出さなければいけなくなるんだって。怖いですね・・・。

ご紹介する感覚は、あくまでも『私が感じた感覚』ですので予めご了承ください。

1, しこりができる、母乳の出が悪くなる

いわゆる「詰まったかも」と自覚する状態です。

乳管の細い部分の通りが悪くなり、母乳が外に出ずどんどん溜まってしまいます。

手で搾って滲むようでも出る場合は、赤ちゃんにどんどん吸ってもらう事で解消する場合が多いです。

2,違和感と痛み

赤ちゃんに吸ってもらってもなかなかしこりが解消しないと、その箇所がだんだん痛みに変わってきます。

最初は触ると痛い圧痛を感じますが、そのまま時間が経つと触らなくても痛くて重ダルイような感覚になっていきます。

3,悪寒、節々の痛み

おっぱいに痛みを感じるようになってくると、だんだんゾクゾクした悪寒がし始めます。

まるでインフルエンザのような、肩やひじなどの節々の痛みが出てきます。

4,38度を超える高熱

気付いた時にはすでに38度を超える発熱をしています。

だるさ、節々の痛みに加え、今までに経験したことのない【おっぱいの痛み】が加わりじっとしているのも辛いです。

5,患部の赤み

触れなくてもジンジンとしたおっぱいの痛みが続き、詰まったであろうしこりの箇所が赤く腫れあがってきます

発熱しているので体はもちろん熱いですが、この赤く腫れた部分もかなりの熱を持つようになります。

6,母乳の色が濃くなる

普段は半透明くらいの母乳の色が、黄色~オレンジ色に近い色になります。

炎症の度合いが酷くなるにつれ、色が濃くなっていくようです。

7,膿が溜まる

小さな傷口からばい菌が入ってしまった場合、そこから炎症を起こし膿が溜まってしまう事があるようです。

こうなってしまった時は、抗生物質の投薬や皮膚を切開し膿を出す治療が必要です。

発症から完治まで、こんな経過をたどりました

第一子である長女の時に経験した乳腺炎は、1~4番を経験したものの、母乳外来の受診で一晩で解熱しすぐに体調も回復しました。

でも酷かったのは第三子である今回の乳腺炎。

ちゃちゃ

膿が溜まる以外一通り経験し、尚且つ2か所で詰まってしまったみたい・・・。
しこりが出来てからの一週間は、まるで地獄(´;ω;`)

しこりが出来て母乳の出が悪くなる(1日目)

左胸の内側にしこりが出来てしまったので、とにかく息子に飲んでもらうようにしました。

授乳前に温めてから飲ませたり、お風呂に入った時に手搾りしてみましたが、なかなか解消されず。

その時点で今までピューピュー出ていた母乳が細い線数か所だけになり、滲む程度の箇所もありました。

内側半分がパンパンに張り痛みが出始める(2日目)

一度はしこりが解消したものの、またすぐにしこりが出来てしまいました。

その時には解消する前よりも見てわかるくらいパンパンに張ってしまい、少し触れるだけで強い痛みを感じるように

それでも乳腺炎初期には赤ちゃんが吸うのが一番効果的」なので辛くても授乳を継続。

でもこの頃から、それまでは乳房だけだった痛みが乳首まで痛み出しました。

吸われるのが苦痛になるくらい、針で刺されるようなチクチクとした痛みです。

発熱、悪寒、節々の痛み(2日目後半)

今まで感じた事の無い刺されるような痛みを感じ始めると、肩回りがだるくなり節々が痛くなり始めました。

同時にゾクゾクとした悪寒。嫌な予感しかしません。

食欲は無くなり体を起こしている事すら辛くなってきたため、寝室で休むことに。

授乳はしているため水分補給だけは続ける努力をしました。

一気に高熱、ひどい頭痛(3日目)

夜中に目が覚めると大量の汗をかいていて、同時にひどい頭痛を感じ、意識は朦朧としていました。

体温を測ると38,9℃。戦慄しました。

ここから先が特につらいフェーズに入っていきました。

痛みと赤みが増し、赤ちゃんが飲まなくなる(4日目)

左おっぱいの内側にしこりが出来ていたはずなのに、いつの間にか外側ちょっと上のあたりにも痛みを感じるように。

さらには外側を中心に赤く腫れあがった状態になっていました。

熱も更に上がり39.8℃。

この頃から、息子の母乳の飲みが悪くなり始め(飲み始めても2分くらいですぐにやめてしまう。右の炎症のない方だけ飲む)搾乳を始める。

後で診察してもらった時に聞いたのは、炎症が強くなると母乳の味が変わりしょっぱくなってくるそうで、それを嫌がって飲まなくなる子が多いようです。
赤ちゃんが急に飲まなくなった、嫌がるようになった時はおっぱいに変化がないかや、最近疲れてないかをチェックするようにと言われました。

母乳マッサージと解熱剤と抗生物質の投薬(5日目)

「飲ませていればすぐに治る」と思っていましtが、思いの外症状が長引いてしまっていたため、慌てて母乳外来に連絡しました。

そこで告げられたのは「長引きすぎているので膿が溜まってしまっている可能性がある」ということでした。

しかしこの時点で母乳マッサージの予約は取れなかったため、提携先の助産院から出張で来てもらうことが出来ました。

診てもらって分かったことは、炎症箇所が2箇所あったこと。

1箇所目が治りきる前に2箇所目が炎症を起こしたため、熱が長引いているのではないかとのことでした。

また、少し触れるだけでも激痛だったので、マッサージはかなりの痛みを伴いました。
搾ってもらうと、チェダーチーズのようなかなり色の濃い母乳が滲みびっくり。

ゆっくり時間をかけて搾ってもらい、ようやくしこりは解消していきました(全てではありません)

マッサージが終わり次第、抗生物質の投薬を勧められ病院を受診。
検査の結果、膿は溜まってはいなかったものの、高熱と赤みが強いことから投薬治療をすることになりました。

ようやく解熱(6日目)

授乳は継続し、後は水分をしっかり摂って休むこととアドバイスをもらい、夫の協力を得てよく睡眠をとりました。

するとみるみる熱は下がり微熱程度に。体も動き、4日振りの食事もとることが出来ました。

しこりもほぼなくなり元気になりましたが、おっぱいの赤みが引いたのはそれから一週間ほど経ってからでした。

「原因かも?」と思う心当たり

出張で美乳マッサージに来てくれた助産師さんに、まず聞かれたことは「ちゃんと眠れてる?」「休めてる?」でした。

ちょうど夜泣きらしきものが始まりつつある頃で、夜中に何度も起きるようになっていた時期でした。

寝不足も続いていたし、かといって昼間お昼寝も出来ないので(子ども3人なので)疲労が蓄積している自覚はありました。

離乳食も順調に食べてくれるようになり、授乳間隔も開き一日の授乳回数も減っていました。

また下の前歯が生え始めてきた頃でもあり、よく噛まれていたことから、もしかしたら乳首に傷が出来てしまっていたのかもしれません。

このとき念押しで言われたのが、「母親の食べたものが母乳の味を変えたり、直接影響を与える事は少ない」ということ。

何でもバランスよく食べて、どんな物でも偏った食べ方はしないように!と言われました。

私はこのように指導されましたが、病院・助産師さんによっては違う指導をされる可能性もあります。

まとめ:乳腺炎を体験して思う事は「二度となりたくない!」

こんなにひどくなることは無いと甘く見ていた乳腺炎。

助産師さん曰く 、乳腺炎で母乳外来を受診した他の経験者ママの言葉は、口を揃えて「二度となりたくない!」だそうです。

2021年12月の私が乳腺炎になった時は、感染者は減ってきてはいたもののコロナ禍の真っ只中。

発熱のある状態では簡単に病院を受診することも出来ず、診察までも時間かかかる状態。

私は風邪のような症状はなく、明らかに乳腺炎という事ですぐに診てもらう事が出来ましたが、本当にしんどかったです。

もっと早く診てもらっていれば・・・とかなり後悔した今回の乳腺炎

本当につらくて、おっぱいがもげるかと思うような経験はもう二度としたくありません!

もうそれ以外の感想がないくらいなので、これを読んでくださった皆さんには、ぜひ遠慮せずに早めの病院受診を強くお勧めします。

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